4.Hichart記号の用法

4.1 本文
   Hichartセルの内部に記入する本文は、左横書きに従い左から右へ、上から下へ読むように書く。
   例)
     

4.2 識別名
   Hichartセルにおける識別名はプログラムなど参照できるようにセルに名前を付けるものであり、任意の文字列をセルの左上に書く。
   例)
      HELP
     

4.3 説明
   Hichartセルに付ける説明は、情報図が表現している対象におけるセルの機能をよりいっそう理解しやすくするために記付する情報であり、任意の文字列をセルの右上に書く。
   例)
         PROGRAM
     

4.4 セルの反復
 4.4.1 反復
     多数の写し、各種印刷形式の報告書、各種紙カードなどの二枚以上の媒体や、ファイルを使用したり作成したりすることを示すときは、必要な本文を記入した単一のセルを 用いるかわりに、反復セルを用いるか、同じセルを重ねて表してもよい。

 4.4.2 位置
     重ねて書く場合には先頭のセルは完全なセルの形式で書かなければならない。そのうしろへ同じセルから上または下、かつ右または左にずらして二番目のセルを書く。三番 目以降のセルについても同じ方向にずらしながら書かなければならない。

4.5 上横線と左横線
 4.5.1 上横線
     上横線はHichartの上線に近い内側に水平に記入する。また、このセルの機能を詳細に表現情報処理図に対する識別子を記号の上線と横線との間に記入する。上横線は、その セルのもつ意味に関するより詳細な情報処理図が同じ図中に別の場所に記述されていることを示す。記号3.1.3はこの項の特殊な場合である。
     例)
       

 4.5.2 左縦線
     左縦線はセルの内側に左枠と平行に記入する。左縦線の書き込まれたセルは内側及び外部サブルーチン、モジュール又は、型宣言を表す。なお、横線の書き込まれたセルとは 異なり、そのセルに関するより詳細な表現が、同じ情報処理図の中にある必要はない。記号3.1.2はこの項の特殊な場合である。
     例)
       

4.6 線への記入
 4.6.1 一般的記入法
     線、矢線の意味、種別などを記入する必要がある時はその線の上下左右の適当な所に文字列を記入する。

 4.6.2 分岐条件の記入法
     分岐記号から出る流れ線が二つ以上ありかつ、それぞれに条件がある場合には、それぞれの流れ線の上方又は左方に分岐条件を記入しなければならない。
     例)分岐条件の記入例
       

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