6.1FOR文

6.1FOR文

　例）入力として３個のデータを入力し、その合計を出力するプログラム
　　FOR文を使わないプログラム
　　　PROGRAM　rei(input,output);
　　　　VAR　s,x:integer;
　　　　BEGIN
　　　　　s:=0;
　　　　　READ(x);
　　　　　s:=s+x;
　　　　　s:=0;
　　　　　READ(x);
　　　　　s:=s+x;
　　　　　s:=0;
　　　　　READ(x);
　　　　　s:=s+x;
　　　　　WRITE(s)
　　　　END.

　　上のプログラムは、まだ同じ事を３回だからよいが、これが１０回・２０回ともなると、 プログラムが長くなり、また、作るのにもかなりの労力がいる。
　　これを簡単に短く書く為に、下のプログラムのように「FOR文」を使います。
　　FOR文を使ったプログラム
　　　PROGRAM　rei(input,output);
　　　　VAR　s,x,i:integer;
　　　　BEGIN
　　　　　s:=0;
　　　　　　FOR　i:=1　TO　3　DO
　　　　　　　BEGIN
　　　　　　　　READ(x);
　　　　　　　　s:=s+x;
　　　　　　　END;
　　　　　WRITE(s)
　　　　END.

　　形式
　　　FOR文　＝　”FOR”　制御変数　”:=”　初期値
　　　　　　　　（”TO”｜”DOWNTO”）　終値　”DO”　文
　　　　制御変数　＝　純変数
　　　　初期値　　＝　式
　　　　終値　　　＝　式

　　例１）１〜３までの整数を加えるFOR文
　　　　　s:=0;
　　　　　FOR　i:=1　TO　3　DO
　　　　　　s:=s+x;

　　例２）−１〜−３までの整数を加えるFOR文
　　　　　s:=0;
　　　　　FOR　i:=-1　DOWNTO　-3　DO
　　　　　　s:=s+x;

　　FOR文で繰り返し実行する文が、いくつもあるときには、予約語の「BEGIN」と「END」 でくくり、複合文にする。
　　また、初期値が終値を越えているときには、１回も実行しない。（DOWNTOの時は逆）
　　FOR文のHichart記号は、
　　　
　　先ほどの例のFOR文の所をHichartで書いてみると、
　　　練習問題