<1> C言語の処理系

 

1 処理系ソースプログラムを機械語に翻訳し、実行するまでに必要なOS(オペレーティングシステム)のプログラム言語処理機能。プログラム言語の種類により処理系に属する機能が異なる。     

    処理系に属するものの例・・・コンパイラ、アセンブラ、リンカ

2 Cの処理系に属するもの

・前処理

 Cのソースプログラムを拡張ソースプログラムに翻訳する。プリプロセッサともいう

・コンパイラ

前処理から受け取った拡張ソースプログラムをアセンブラソースプログラムに翻訳する

・アセンブラ

コンパイラから受け取ったアセンブラソースプログラムを機械語に翻訳する

・リンカ

いくつかの機械語を結合して、一つの実行プログラムを作る

・実行環境

実行プログラムを実際に動かすために必要な準備をして、実行から終了までを見守る

3 処理系が必要な理由 

コンピュータ(ハードウェア)は0と1だけの2進数でしか処理できない。そこで、人間が理解しやすいソースプログラムから2進数の機械語に翻訳する処理系が必要となる。

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