4−3 配列の表示

 同じ型の変数を並べて、まとめて扱うものを配列という。配列も変数と同様に型をもち、使用に先立って宣言をしなければならない。その際、初期値を設定することができる。

 

int型の配列を用意し、初期化により値を設定、その値を表示する

[プログラムの作成]

/*----------------------------------------------------

      配列の表示

----------------------------------------------------*/

#include<stdio.h>

main()

{

   /*宣言と初期化*/

  double a[5]={0.0,0.1,0.2,0.3,0.4};    /*double型配列の定義*/

  int  b[2][3]={           /*int型二次元配列の定義*/

        {0,1,2},

        {10,11,12}

     };

   /*表示*/

printf("a[] =%5.1f %5.1f  %5.1f  %5.1f  %5.1f\n\n ",a[0],a[1],a[2],a[3],a[4]);

printf("b[][]=%3d%3d %3d \n",b[0][0],b[0][1],b[0][2]);

printf("   %3d%3d %3d \n",b[1][0],b[1][1],b[1][2]);

}

[実行結果]

[] = 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4

 

[][] = 1  2  3

     10 11 12

 

解説

【配列の宣言】   はじめに、プログラムで用いる配列名と、その配列の型、配列のサイズ(配列要素の個数)を宣言する。[]内の整数値が配列のサイズを表す。[]を並べて記述することにより多次元配列を宣言できる。

 

【配列要素の指定】   配列要素の1つを指定するには、添え字とよばれる整数式を用いる。一次元配列aの先頭の要素を指定するにはa[]、2番目の要素を指定するにはa[]、・・・i+1番目の要素を指定するにはa[]と記述する。上のプログラムでは以下のように指定される。

a     0    1    2    3     4    

a[0]

a[1]

a[2]

a[3]

a[4]

 

 

  次へ