C言語では、反復処理の一連の流れ(反復パラメータの初期化、反復条件、反復パラメータの再初期化)をコンパクトに記述できる構文が用意されている。それがこのfor文である。
for分の流れを下図に示す。
<< 書き方 >>
用途 : 反復処理( 条件が満たされたとき処理 )
一般形式 : for( 式1;式2;式3; )
文
例 : for(i=0;i<size;i++ )
x[i]=2;
while文と同様に、int型配列xの全要素(要素数10)を2で初期化する
/*--------------------------------------------
配列の初期化
---------------------------------------------*/
#include <stdio.h >
#define size 10 /*配列のサイズ*/
main( )
{
/*配列と変数の定義*/
int x[size]; /*配列*/
int i; /*添字*/
/*配列の初期化*/
for(i=0;i<size;i++)
x[i]=2;
}
[実行結果]
x
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解説
【for文による反復構造】 for文の一般形式はfor(式1;式2;式3)、この式1は、はじめに一度だけ実行される。通常、反復パラメータの初期化を行う。次に式2を評価し、その結果、真(非零)である間、文(反復処理の本体)を実行、その後に式3を実行する。式3は通常、反復パラメータの再初期化を行う。式2の評価から繰り返し、結果が偽(0)となった時、ループを終了する。
練習問題へfor文は、while文と全く同じ機能をもつ構文であり、どちらをもちいるかは、プログラマの好みや、プロジェクトの決め事による。
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