4−2 数値の計算

 プログラムで計算をする場合、変数を用いる。

値そのものでなく、値を格納する場所を指定するものを変数といい、すべての変数は型をもち、使用に先立って宣言しなければならない。その際、初期値を設定することができる。

 

int型、double型の変数を1つずつ用意し、初期化により値を設定、表示する。プログラム

/*----------------------------------------------

       変数の表示

------------------------------------------------*/

#include<stdio.h>

main()

{

      /*宣言と初期化*/

int   n=18;       /*int型変数の定義*/

double x=25.3;     /*double型変数の定義*/

 

  /*表示*/

printf ("n=%3d\n",n);

printf ("x=%5.1f\n",x);

}

[実行結果]

  n= 18

  x= 25.3

 

解説

int n=18  int型とは、整数型を表し、変数nを整数型で初期値を18にする。

 

double x=25.3  double型とは、浮動点少数型を表し、変数xを浮動点少数型で初期値を25.3にする。

 

printf()    出力形式を示す。文字はそのまま出力され、%で始まる変換指定子は、対応する変数の値に置き換えられる。

 

printf ("n=%3d\n",n);  nを全桁数を3桁で符号付き10進数で表示する

 

printf ("x=%5.1f\n",x);  xを全桁数を5、小数点以下を1桁で、小数点付き10進数で表示する

 

【変換指定子】  変換指定子は、出力しようとする値の型と出力形式を指定する記号で、主なものを以下の表に示す。

変換文字

値の型

出力形式

int

符号付き10進数

x,X

int 

符号なし16進数

O

int 

符号なし8進数

double 

小数点付き10進数

 

%を出力

 

[プログラム例]

[出力結果]

printf ("%d\n",15);

15

printf ("%x\n",15);

f

printf ("%X\n",15);

F

printf ("%o\n",15);

17

printf ("%f\n",15.0);

15.000000

printf ("10%%\n");

10%

 

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