(1)プレッシャー形プログラム
各フレームは知識を提示する部分とそれに関する質問が含まれ、同時に3〜5つの解答群(選択肢)が用意されている。学習者は、解答の中から正答と考えるものを選択し、それが正答である場合だけ次のフレームに進むことができる仕組みとなっている。
(2)スキンナーの線形プログラム
解答完結式のフレームが直線的に配列され、逐次1ステップづつ進んでいく形式で、各フレームの質問には解答の選択だけではなく、学習者自ら解答を試みることを求めている。また、スキンナーは正しい行動が学習されるためには、それが強化されることが必要と考え、誤答はただちに訂正されることを原則とし、プログラムの途中で誤答を出さないよう各フレーム間の知識の飛躍をできるだけ少なく、手がかりになる情報を適宜に挿入する。
(3)クラウダの分肢形プログラム
スキンナー形のプログラムでは、できるだけ誤答をしないように工夫されるのに比べ、クラウダのは誤答が他のフレームへの分岐となっている。学習者は、解答群の中から正答と思われるものを1つだけ選択し、正答を選んだ場合はなぜ正解なのかという情報を得て次のフレームへ進み、誤答であれば他の回路にブランチし、誤りを訂正する情報を得て、正確に理解してからもとの流れに合流する。