1995.6.10
2008.3.3 revised
概要
本研究室は1992年4月に文理学部応用数学科(情報システム解析学科に名称変更)で発足した。
その際、東京電機大学理工学部情報科学科および東海大学理学部情報数理学科にあった夜久研究室および東京電機大学理工学部数理学科・東海大学理学部数学科・早稲田大学教育学部理学科数学専修夜久ゼミナール(非常勤担当)の研究資産を引き継いだ。
本研究室の研究分野は情報数理とソフトウェア科学である。その中で、変化する図形やプログラム図などの動的な離散システムを表現したりその特徴を記述するグリッド型のセルオートマトンとその情報構造への応用を主な研究テーマとしている。
本研究室は学部3年生約10名、同4年生(卒業研究生)約10名、大学院生若干名からなる。その他、ビジターとしてポストドクター研究員、学外研究者(非常勤講師など)及び卒業生等約10人が日常的に協力して下さっている。
研究活動
主な研究テーマ
木構造によるプログラム図とソフトウェア仕様表の記述と処理
格子構造によるソフトウェア仕様表と動的図形の記述と処理
超格子構造による立体構造の記述と処理
グラフ書き換え系によるグリッド構造生成とセルオートマトンによるグリッド構造還元
グラフの描画アルゴリズム
グラフアルゴリズムの研究
研究分野一覧表
グリッド型 |
実装例 |
応用図表 |
実行画面 |
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実装の模式図(作成中) |
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ソフトウェア仕様表処理系の実行画面(作成中) |
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2次元 |
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変数表 |
変数表処理系の実行画面(作成中) |
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↓一般化 |
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2次元
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局所構造 |
不均一型表 |
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↓一般化 |
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拡張2次元 |
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多層建物見取り図 |
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ワイヤーフレーム(作成中) |
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↓一般化 |
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3次元
24分格子 |
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実行例(作成中) |
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一般次元 一般グラフ |
設備
プリンタ エプソンレーザ複合機など
デスクトップパソコン DELL、EPSONなど
ノートパソコン DELL CG用高機能PC など
液晶プロジェクタ
可搬型偏光立体視装置
ドーム型偏光立体視装置
ドーム型偏光立体視装置 |
ドーム型偏光立体視装置 |
河搬型偏光立体視装置 |
可搬型偏光立体視 |
画像データベースシステム |
ネットワーク構成
[INTERNET]-[nihon-u]-[chs]-[cssa]-+----研究室PCs
主な成果
IT規格
研究室で開発した木構造型のプログラム流れ図記述法が1995年にJIS規格(JIS-X0130)に引用されて、記号の一部と構造が多数のIT技術者により日常的に利用されています。
研究発表
(すべて共著) (1992年〜1998年までの主なもの。1998年以降省略)
Generation of the Hichart program diagrams, J. Inform. Proc. 15 (1992), 293 - 300.
木構造図式の描画問題、情報処理学会論文誌33 (1992)、879ー886.
プログラム図式を用いたソフトウェア開発教育環境、電子情報通信学会論文誌 J75−A (1992)、431−440.
有向グラフのパス被覆問題に対する線形時間アルゴリズム、 電子情報通信学会論文誌 J75−DI (1992)、892−899.
A pumping lemma of BNLC graph grammars, Inform. Sci. 75 (1993), 81 - 97.
A method of drawing tree-structured program diagrams on the Euclidean plane, Proc. IEEE COMPSAC 17 (1993), 193 - 201.
有向グラフのパス被覆問題に対する並列計算量、電子情報通信学会論文誌 J76−DI (1993),646−654.
A tidy drawing problem on the minimum area for tree-structured diagrams and its application to program diagrams, IFIP Transac A51 (1994), 282 - 287 (Proc. IFIP94 Congress (1994), Hamburg, Germany).
A linear time algorithm that provides maximal path covers for directed acyclic graphs, Systems and Computers in Japan (1994), in press.
Parallel complexity of path cover problem for acyclic directed graphs, Systems and Computers in Japan 25 (1994), 23 - 32.
A visual programming environment based on Hichart program diagrams, LNCS 894 (1995), 463.
日本工業規格 木構造図用データ交換言語DXL - JIS X 130、日本規格協会
Constraints and algorithms for drawing tree-structured diagrams, Proc. Internat. Workshop on Constrants on Graphics & Visualization (GGV '95), 97 - 101, Monash Univ.
Hierarchical program diagram editor based on attribute graph grammar, Proc. IEEE COMPSAC 20 (1996), 205 - 213 .
Network-based programming education environment based on a program diagram, Proc. IEEE 2nd Internat. Conf. Multi Media Edu. (1996), 425 - 433.
Tree-structured diagram drawing system using CLP, Proc. 8th Workshop on Logic Programming Environment , (1997), 69 - 78 ( WLPE97 Belgium 招待講演の原稿).
Tree drawing using constraint logic programming, Proc. Internat. Conf. Logic Programming (ICLP) , Belgium, (1997), 414.
Advanced software mechanisms for computer-aided instruction in information literacy, APEC Conf. Inform. Literacy , 1997, 8 : 4.
An expression method for circulation of tree-structured diagrams, Research Activities 19 (1) (1997), 41 - 59, The Faculty of Science and Engineering, Tokyo Denki University.
プログラム図によるプログラム言語教育のマルチメディア環境、 教育システム情報学会誌 14 (1997), 2 - 12.
DXL対応Hichartプログラム図に対する属性グラフ文法、 日本大学文理学部自然科学研究所紀要 33 (1998), 149 - 164.
A visual programming environment based on graph grammars and tidy graph drawing, Proc. Internat. Conf. Software Engin. (ICSE98) 20-II (1998), 74 - 79.
A depth first algorithm for layout of trees, Inform. Proc. Letters , to appear .
Program visualization using attribute graph grammar, to appear in IFIP World Computer Congress 98, Vienna-Austria (1998).
Prolrog visualization using attribute graph grammar, LNCS, (Proc. Theory & Appl. Graph Transformation (TAGT98)), Germany (1998), to appear.
Induced permutation automata and coverings of strongly connected automata, Discrete Appl. Math. , to appear.
事業(2007年度)
応用オートマトン研究会会場校(年間数回実施)
情報システム解析学科卒業研究指導(セミナー、10名)
情報システム解析学科輪講指導(3年生セミナー、9名)
大学院セミナー
研究室年会(合宿)(毎年 8月第3土曜日から3日間)
最近の主な卒業研究テーマ
木構造図式の描画問題、
グラフ言語によるレントゲン画像認識
プログラム図式の制御範囲複雑度
累積卒業研究報告書
日本大学分 約150編(1993年ー )(専任)
東京電機大学分 約68編(1986年ー1992年)(専任)
東海大学分 約100編(1977年ー1988年)(専任、非常勤合計)
都留文科大学分 約10編(1995年)(卒業論文、非常勤担当)
早稲田大学分 約100編(1980年ー1992年)(卒業論文、非常勤担当)
最近の卒業生の就職先(1994年3月卒業生)
一部上場 |
二部上場 |
店頭公開 |
非上場 |
学校その他 |
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94年3月卒業 |
(株)CSK |
日本電子計算(株) |
(株)クレオ、 H.I.S. |
五藤光学(株)、ダイコク電気(株)、東京計算サービス |
日本大学佐野高校 |
95年3月卒業 |
ワイエフシー 応用ソフト開発 (株)ライテック ベストロン、(株)エヌアイディ、シンポー情報システム(株)、日本流通システム(株)、ホテル大野、大朋工業 |
住友生命(相)、公務員志望 |
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96年3月卒業 |
インテック |
(株)日本システムディロップメント2 |
(株)伊勢丹データセンター、マルチメディアシステム(株) 日本精測(株)、住生コンピュータサービス |
秋田県中学教員、公務員志望 |
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97年3月卒業 |
(株)CSK、インテック |
NID、エルグ、日神不動産、三菱事務機械、浜銀コンピュータサービス、 |
日大理工大学院2 |
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98年3月卒業 |
さくら銀行(株)、(株)CSK、富士通ビジネスシステム(株)、 |
ダイヤモンドシステム開発(株)、あさひ銀ソフト(株)、NJK、中央住宅(株)、CAC、 |
日大文理大学院2、中学非常勤教員 |
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以後省略 |
就職決定率:2008年3月卒業生まで希望者の100パーセント
所在 日本大学文理学部校舎8号館2階A205室 交通 京王線下高井戸駅下車徒歩日大通り経由約10分 住所 〒156-0045 東京都世田谷区桜上水3ー25ー40 日本大学文理学部情報システム解析学科 PHN 03ー5317ー9746(情報システム解析学科事務室直通) FAX 03ー5317ー9770(情報システム解析学科) MAIL yaku@chs.nihon-u.ac.jp home page, URL http://www.yakulab.org
(以上2008年3月3日現在)