3.Hichart記号

3.1 Hichart処理記号

 1.汎用処理記号(記号3.1.1)

あらゆる種類の処理、型、機能、装置を表す。

 2.定義ずみ処理セル(記号3.1.2)

処理、型、機能、装置などの定義を表す。また別の場所で定義されているそれらの参照を表す。

 3.参照汎用処理セル(記号3.1.3)

処理、型、機能、装置等の詳細な表現を表す。また別の場所で表現されているそれら等の参照を表す。

 4.準備セル(記号3.1.4)

3.2 Hichartデータ記号

 1.汎用データセル(記号3.2.1)

媒体を指定しないデータとその入出力処理、入出力機能を表す。

 2.カードセル(記号3.2.2)

パンチカードとそれを媒体とするデータ、入出力処理と機能、型を表す。

 3.入力データセル(記号3.2.3)

媒体を指定しない入力データとその入出力処理、入力機能を表す。

3.3 Hichart制御記号

 1.後判定型逐次反復セル(記号3.3.1)

セルの右側の部分図が、条件が満たされるまで順次反復されることを示す。doーuntil文等に対応する。

 2.前判定型逐次反復セル(記号3.3.2)

セルの右側の部分図が、条件が満たされている間順次反復されることを示す。whileーdo文に対応する。
  

 3.連続逐次反復セル(記号3.3.3)

無限回反復、回数があらかじめ指定された順次反復を表す。forーdo文はこのセルで表す。

 4.平行反復セル(記号3.3.4)

セルの右側の部分図が、条件が満たされるまで平行的に反復されることを示す。このセルは構造図では変数の配列宣言に用いられ、流れ図ではベクトル型反復を表す。

 5.択一選択分岐セル(記号3.3.5)

セルの右側の部分図が条件に従い、高々一つだけ選択されることを示す。これはif文とcase文に対応する。

 6.並列分岐セル(記号3.3.6)

セルの右側の部分図が条件に従い、すべて又は一部選択されることを示す。条件が空白の場合は部分図のすべてが無条件に選択される。集合型に用いられる。

3.4 その他のHichartセル記号
 1.名前セル(記号3.4.1)

データ、手続き、システム等の名前を表し、それらを強調したい場合に用いる。また、変数の型を宣言する時に必ず用いられる。

 2.見出しセル(記号3.4.2)

セルの右側の部分図の種類を表す。即ちプログラム流れ図、データ構造図などの別を明記したい時に用いる。

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