6−2  do 文

 do分を使った反復処理は、下図に示されているように、反復処理の最後に反復条件をチェックをおこない、1度処理を行ってから条件が満足されれば再度処理を行い、満足されなければ処理を行わない。このことを後判定処理とよぶ。

<< 書き方 >>

用途   : 反復処理( 一度処理を行い条件が満たされたときのみ再度処理 )

一般形式 : do

           文

       while ( 条件式 )

例    : do{

           x[i++]=1;

       }while(i<size);

 

例題

while文と同様に、int型配列xの全要素(要素数10)を2で初期化する

/*--------------------------------------------

      配列の初期化

---------------------------------------------*/

#include <stdio.h >

#define   size  10    /*配列のサイズ*/

main( )

{

   /*配列と変数の定義*/

int x[size];    /*配列*/

int i;        /*添字*/

 

i=0;          /*iの初期化*/

do{

x[i++]=2;

  }while(i<size);

[実行結果]

2

2

2

2

2

2

2

2

2

2

解説

[流れ図]

解説

【do文による反復構造】   まず、文(反復処理の本体)を実行し、つぎに次の式の値を評価する。その結果、真(非零)である間、文(反復処理の本体)を繰り返し実行する。

 do文では、反復条件の評価より先に処理の本体を実行するため、はじめから式の値が偽(0)であったとしても、反復処理の本体を必ず一度は実行する。

 

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