１９５０年代に米軍の防空管制システム（ＳＡＧＥ）の要員教育として開発され、その後１９５８年に米国イリノイ大学でＩＢＭのコンピューター１６２と３２ミリ映写機による学校教育用のＣＡＩが開発された。１９６０年以降イリノイ大学ではD.Bitzer博士らにより本格的にＣＡＩの開発に取りかかり、ＰＬＡＴ(Programmed Logic For Automatic Teaching Operations)と呼ばれるＣＡＩシステムを次々に開発した。１９６０年代、内容はただ単に教科書を記憶させたにすぎないのではないかということで世間一般の関心は冷え切ってしまった。１９７０年代半ばになるとパソコンによるスタンドアロン型のＣＡＩが主流になり、システム的には非生成的なシステムから、反応状況に応じて処理情報を再構成し新しい情報を自動的に生成するIＣＡＩへと発展し、コンピューター初心者の教師でも比較的容易にコースウェアを作成できるオーサリング・システムの発展等もあり、１９８０年代になって再び注目を浴びるよううになった。

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