【特別企画】情報科教育の国際情勢
コーディネータ:本田敏明(茨城大学),中條道雄(関西学院大学)
司 会:本田敏明 (茨城大学)
講 演 者:西之園 晴夫 (NPO法人学習開発研究所)
米田 謙三 (羽衣学園高等学校)
企画の趣旨:
我が国の情報科教育の今後について考えるときに,諸外国の動向についての研究・検討を行い,それらを通して我々に示唆するものについて考察することは有益でしょう。本特別企画は「比較教育制度研究部会」と「国際交流研究部会」の共催で情報科教育の国際情勢についてお詳しいお二人の講師から,それぞれのご研究・実践に基づいた御講演をいただきます。
西之園先生には長年にわたってUNESCOやOECDをはじめとして欧米諸国の教育へのICTの導入について視察してこられたご見聞・経験をもとに,最近進めておられる京都府の委託事業「セイフティネットとしての京都レッツラーン大学校」の構想を含めて「ICTの教育での利活用の国際情勢と京都レッツラーン大学校の構築」を中心とする話題提供をしていただきます。
米田先生は国際交流学習という概念で中高生ができる海外との交流学習の実践においてユネスコスクール,ブリテイシュカウンシル,APEC,赤十字 などと連携してアジア,アメリカ,イギリス,北欧などの諸国の学校との交流学習で多くの実績を挙げておられます。これらの実践と海外の多くの国際学会・会議などに参加されたご経験から見える諸外国の情報科教育の動向について紹介していただきます。
お二人からの講演に先立ってコーディネータから本特別企画を計画した経緯,意図,企画の成果をどのように今後の各研究部会の活動に生かしていて行きたいと期待しているかなどについて短くプレゼンをさせていただく予定です。限られた時間ではありますが,出来るだけ質疑応答や相互討論の時間を取って,参加者の皆さまによる活発な意見交換やご提案をいただければと願っておりますので是非積極的にご参加いただきますようお願いいたします。